戦国の美女 

お市の方先日、図録を見ていたときに「お市の方」の肖像を見つけました。
お市の方は、織田信長の妹で、戦国時代随一の美女として有名ですね。

とある学生が、お市の方の肖像に恋をしてしまい、なにも手につかなくなったという話もあるほど、今、見ても美しい人です。


お市の方は、信長の妹とも従妹ともいわれる女性で、永禄10年(1567)、21歳で京極氏の執権、江北の浅井長政と結婚。
政略結婚ではありましたが、長政との夫婦仲は円満で、長男・万福丸、長女・茶々、二女・初、三女・小督(お江与)、二男・万寿丸が生まれたといわれます。
21歳は、当時としては晩婚だったため、2度目の結婚で、茶々は前の夫の子という説もあるようですが、ともかく、後に豊臣秀吉の側室となる茶々(淀君)は、お市の方によく似た美女だということです。
その後、浅井が織田に滅ぼされ、お市の方と3人の娘は兄・信長の元で、大切に庇護されたわけですが、その9年後の天正10年(1582)6月に本能寺の変で信長は没し、その後、柴田勝家と再婚しています。

お市の方は、信長やその弟・信包に非常にかわいがられていたようで、与えられた権限も大きかったようです。
そのため、信長や信包の同母の妹とする説もあります。


お犬の方お市の方と同様に信長に愛された妹に、お犬の方がいます。
はじめに尾張国大野城主佐治信方に嫁ぎ、その後、細川昭元に嫁ぎました。

このお犬の方も、非常に美しい女性です。
どこかお市の方を思わせる、大きな目をした女性。
お市の方とは、母が異なるようです。

出生の年代から、生まれて間もなく父を亡くし、16歳年上の信長が父代わりになっていたようで、信長も、このお犬の方をとてもかわいがっていました。


当時の肖像というのは、顔の造作よりも、衣装によってその人となりをあらわすことが多いのですが、こうして、お市とお犬と信長を並べてみると、よく似ていますね。


お市の方お犬の方信長


また、このお犬の方の肖像は、死後直後に描かれているので、おそらく本人に似ているものと思われます。


織田家は美男美女の家系といわれ、確かに、信長も細面の二枚目。



いわゆる織豊時代の華麗な衣装をみようと図録を見ていたのですが、やはり美男美女がモデルだと、衣装もぐんっと華やいで見えます。





※画像は、以下からお借りしました。
■情報・デザインミュージアム 戦国博
http://www.sengoku-expo.net/
お市の方像(持明院蔵)
織田信長像(長興寺蔵)
は、こちらからお借りしました。

細川昭元夫人(お犬の方)像(龍安寺蔵)はまた別のところです。



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[2008/05/21 20:20] キモノ☆マニア | TB(0) | CM(0)

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